こんにちは、あきです。
今日は、実家での会話中に気づいた話です。
自分の伝えたい事が、より的確に相手に伝えられるとすごくスッキリするし、気分がよかったので、その話を書きます。
この時同時に、“知りたい”と思ったことをちゃんと理解できる様に勉強するのは大事だとも感じました。
目次
そもそもの話
私が以前仕事をしていた職場での話です。当時、事務職の人数比率が増えている事について、
優先順位を含めて検討して欲しい事を上層部に話したことがありました。
✅そもそも現場の人員が少ない
✅業務負担の分散の必要性
✅質の維持(人員が少ないと煩雑になり易い為)
の点から、より優先的に現場の人員を増やして欲しい事を伝えましたが、なかなかうまく伝えられた実感が乏しく、結果としても変わりませんでした。
当時は、「やっぱり、下っ端の意見は聞かないモノなんだな」と見限り、それ以上の要望を出すことも無く退職に至りました。
思い出話
今回の帰省で親と話す機会があり、その時にこのモヤモヤした当時の話が話題になりました。当時のモヤモヤした気持ちがあった事も含めて話をしていましたが、この時はより具体的に現場に人が欲しい理由を説明する事が出来ました。
この時は自分が話しながらも凄くスッキリとした気分になりました。
伝える事が出来たのは、簿記の勉強のお陰です。
当時の職場で自分の言葉で伝えられなかった要因は、経営的な視点における“原価計算”の概念の部分でした。
簿記の知識
最近勉強中の簿記2級では、“工業簿記”という分野が有りその中では原価計算があります。
これは、製品を作る為に必要な費用を考える概念で、製品を作る為に掛かる直接的な費用と間接的な費用が有ります。この中に、“販売費及び一般管理費(俗に販管費とも言われます)”という間接的な費用項目が有り、これがまさに事務職の人の費用に当たる部分の事です。
ここを伝えたかった
ある意味現場で働く私達は、収益に直接的に繋がる活動をしており、たくさん働くとその分が収益という形になります。しかし、事務の場合は組織運営上は必要な部署ですが、直接的収益には結びつきません。
この時に、潤沢な資金のある企業(体力のある企業)であれば事務が増えても支障はないですが、そうではない場合直接的に利益を生まない部門の人員を増やすコトは優先順位が違うという考えが当時からありました。
この部分を伝えたかったけども、言葉として知らなかった事や概念を理解した上で説明できなかったから伝えられなかった部分がありました。
“販管費”を増やすコトが今の時期ではなくて、“直接費用”になる現場の人員増加が先でしょ?
この言葉を当時伝えられたら、もう少し反応が変わったかもしれません。
この時改めて、知識はいくらあっても邪魔にならないし、自分の言葉で伝えるには必要な物だと再認識出来ました。
雑食
今ままでは、自分の仕事領域の事しか知らないし、“それでいい”と思っていました。でも、今回の気づきや簿記を勉強している中では、“良くない”という結論になりました。
人間、肉も魚も食べる方が健康的なのと一緒で、知識についてもどれかに偏るのではなく、他の分野の知識も少しはある方がより相手にも伝えやすいし、また相手の言葉も理解し易いと実感しました。
勿論、“その道のプロ”という人が居る事も理解は出来ますが、そういった場合は周りの人がサポートしてくれる状況は、個人プレーで行うよりもより大切だと思います。だからそういった意味では、その道のプロの人には、【サポーターとなる人を見極める力】が重要になると思います。
でも、“見極める力”は会話をして相手との意思疎通を図らないと育たないだろうし、その相手を知る為の会話には知識が必要になる訳で…。
そうなるとやはり結論として、“多様な知識”はいずれにしても必要という結論になりそうです(笑)
さいごに
今日は、実家での会話にて気づいたことについて書いてみました。
今まで知識の必要性は、仕事では実感しても生活や会話の中で実感する事はありませんでした。でも、今回の事を切っ掛けに会話においても知識は大切だと解ったので、これからも少しずつ多い様な知識を入れて行こうと思います。
今日の一日が、
皆さんにとって幸せなものでありますように。
また次回こちらでお会いできるのを楽しみにしています。
ありがとうございました。