半夏生と七夕と…

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あき

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こんにちは、あきです。

今年の七夕は、願い事もすることなく、気づけば終わってました😭

今の状態なら『簿記2級の合格証書が欲しい!!』の1択になりそうです。

月末作業で時間捻出が難しくなる事も有り、過去問が進まないです。

ただ、工業簿記の部分が安定した得点率になってきているので、試験予定日が決められない現状でも一つの安心材料にはなっています。

今日は、先日知った面白い事を記録がてら残しておこうと思います。

半夏生と言う言葉、半夏生餅という謎の食べ物とタコについてです。

半夏生

この言葉は、先月末位に人づてで聞きました。

自分の人生では聴いたことが無い単語で、聞いた当初は漢字変換が出来ませんでした。😅

そして、この半夏生の時には“タコ”や半夏生餅を食べる地域が有るという事でした。

そこで、調べてみました。

参照HP: https://saijilab.com/hangesyou/

半夏生とは、雑節の1つ。

雑節とは、日本独自の暦日の1つであり、節分や土用、彼岸も同じ雑節です。

その雑節の中の1つに、この半夏生というモノがあります。

半夏生:夏至から11日目の日

※2024年の今年は、7/1が該当日でした。

半夏生までに田植えを済ませるが、同時期は梅雨の期間の為農作業が難しい事がある。

また、地方によっては、この時期にハンゲという妖怪が徘徊すると言われ、農作業をしないという戒めになっていて、農作業で疲れた体を休める期間でもあります。

夏至の日から11日目をカウントするので、夏至の日がズレると半夏生に当たる日もズレます。

生活圏に無い雑節ですが、七夕の❝1週間前あたり❞という認識で覚えておこうと思います。

また、ハンゲという妖怪が徘徊するというのは、現代では少し楽しんでしまう所も有ります。

ただ、生真面目な日本人にとっては、こうした理由を付けてでも“農作業しない”期間を設けないといけなかったのかと思うと、ワーカーホリックな所は昔から持つ気質の1つだと痛感します。

休む為の理由を妖怪に見出したというのは、土着信仰の強い当時の日本人にとってはいい考えだと思います。(そうでもしないと休まないのは考え物ですが😅)

半夏生で食べるもの

そして、今回のメインはこれ。

半夏生の期間に、タコを食べる風習があるという事でしたが、

「稲の根が、タコの足のように四方八方にしっかり根付きますように」とのいった様な願いが込められている様です。

また、関西はタコの様ですが、香川県はうどん・福井はサバを食べたりと日本各地で様々な風習があります。関西の中でも兵庫県や大阪でタコを食べる事が多い様です。

兵庫県も大阪もタコの消費量が多いと、勝手ながらイメージしていましたが、ウェザーニューズのサイトには、タコを半夏生で食べるか否かのアンケートを取った様ですが、

兵庫が40%、奈良が38%、京都が36%、大阪・和歌山が34%となっていて、関西が殆どの結果となりました。

引用HP: 「半夏生」とは? 関西で半夏生にタコを食べる人が多い理由 – ウェザーニュース (weathernews.jp)

半夏生餅

また、奈良県では半夏生餅を食べる文化も有る様です。

(タコも食べるけど、餅も食べるようですね😲)

引用HP:半夏生餅/小麦餅/さなぶり餅 奈良県 | うちの郷土料理:農林水産省 (maff.go.jp)

県内全域で食べられる物で、小麦の収穫時期がこの半夏生に当たる様で、潰し小麦ともち米を混ぜて作る餅のこと。(別名:小麦餅、さなぶり餅)

砂糖ときな粉を混ぜたものをまぶして食べる事から、お正月に食べるきな粉餅の様なイメージが出来ました。

農水省のHPに郷土料理として掲載されている所から見て、奈良県では伝統食の1つという事も解りました。(ご縁があれば食べてみたいですね😋)

同じ小麦を使っても香川県はうどんになって、主食になるけど奈良県に行ったらおやつっぽい物に変わる所も面白いです。時代が進んでも、こうした地域特有の食文化は残って欲しいと個人的には思う所です。

地域色として残す事は、文化としても大事だし“食べられる歴史”の1つだと思います)

一方の関東では?

私は、生まれてからずっと関東生活です。その関東にどっぷり浸かった私の家では七夕に限らずですが、この時期はそうめんが多かったです。

(作るの楽だし、洗い物少ないし)

学校給食時代は、七夕ゼリーという星形に抜かれた果物が入ったゼリーでした。

(青っぽいような薄い緑色の様な着色されたゼリーです)

半夏生餅やタコの様な特定の食材とか、料理を食べた記憶は有りありません。

関西特有の食文化の1つで、関東には無いのかと思っていました。

でも、調べてみたら全国的な話として、冠婚葬祭時に“寿司”を食べる伝統が日本にはあるという事が分かりました。

ちらし寿司

七夕は五節句の1つにあたり、ひな祭り(桃の節句)や子供の日(端午の節句)と同じ“節目”の日でもあります。

それに因んで、ちらし寿司を食べる所も多い様です。

(私の近辺では見た事がなかったので、調べてみました)

伝統的な話になるのですが、日本では冠婚葬祭ごとの時に『寿司』を食べる習慣があったそうです。(寿司と言っても色々で、握りばかりでは無くちらし寿司等も含めて)

祝い事での寿司はイメージが出来ます(エビとか鯛があるから)が、葬儀時の寿司は故人の為に足を運んで下さった“御礼”という意味で通夜振舞いに出される事が有る様です。(寿司の中身は考慮される様です)

※調べた複数サイトで、類似した内容の記事が見つかり、すし屋さんブログでも同様の話があったので、間違いないと思われます。

参考HP: なぜ葬式で「すし」を食べるのか | すし文化講座 寿司道 (sushidou2019.com)

さいごに

今回は、人づてで聞いた半夏生餅とタコの話題を、自分なりに掘り下げて調べてみました。

食文化を知る事は、歴史の1面としてとても魅力的だし楽しいので大好きです。

“食べられる歴史”と言う意味では、学校の教科書でひたすら年号とかを暗記させられるよりずっと楽しいし、その地域の文化や地理的な背景まで考える事が出来るので面白いです。

関東の生まれ育ちである私の周りも田んぼや畑だらけだったので、農作業がメインの地域ではありましたが、この半夏生の食文化は全く聞いたことが無かったので新鮮でした。

(畑は有るけど、野菜が多く麦栽培は少なかったから浸透しなかったのか?)

雑節にまつわる話として聞けたことも社会学好きな自分にとっては、興味が湧く内容だったので、調べていて楽しかったです。

こうした調べ事が好きなだけ出来る様、もう少し簿記を頑張ってちゃんと成果を上げようと改めて気合を入れ直すきっかけにもなりました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

あき

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