こんにちは、あきです。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今日は自分の“仕事のルール”についてです。
仕事をする中では、一人ひとりが“これは譲らない”って信念を持っていると思います。
私の場合3つありますが、今回はその1つ【待つ】ことについてです。
目次
そもそもリハビリって…(※個人見解)
自分のリハビリという職種は、
身体の機能改善や生活再建を含めた社会復帰の為の準備をする医療職の一端です。
リハビリは、相手のペースに合わせる事が前提であり、
自分主体では進められません(笑)
(過去、自分主体で進めていたスタッフが居ましたが、トラブルが多く残念な人でした)
特に高次脳機能障害という脳に様々なトラブルを持った形で生活再建をされる場合、
周囲と同じスピードでの思考や行動が難しい事も有ります。
その時はより相手に併せ、“ゆっくり”や“確認しながら”と言った事が必要になりますし、
それが相手の人の“普通”のスピードになります。
そこを把握して進める事が必要です。
緊張した学校の講義
新人時代は、スキルも知識も無いから学校で得た経験値で仕事していました。
その時参考にしたのが、一番印象に残っていた講義です。
それが、【待つ】事の講義でした。
“公園のベンチに座って、隣に座った人から声がかかるのを待つ”
こんな感じの講義でした。
この時、自分から声を掛けない以外のルールは有りません。
(メチャクチャ緊張したのを覚えています)
この講義の本質は、声を掛けられたか否かだけではなく、
の2つ。
声が掛からない事でイラつく様な、話難い雰囲気にしない事が重要です。
これを、臨床の場面でも出来る様にと教授されました。
講義からの職場での実体験
当時は全く意味がわかりませんでしたが、
入職してからは【待つ】必要性も効果も十分過ぎるほど解りました。
待つ効果
①相手の方との信頼関係構築
②相手の本来の能力を引き出すには“必要な時間”にもなる
③相手自身も考える時間になる
※③については、自己判断をするためのトレーニング時間にもなります。
(医療者と治療対象者はよく主従関係になると言われますが、あの志向は苦手です)
待つ事の効果は、自分達にも相手にも双方にメリットのある行動だと常々思います。
特に時間は有るのに知識やスキルの乏しい新人時代は、
これを乱用する時間があります(笑)
学生時の講義を新人時代に実践して効果を得たという経験は本当に自信になりました。
そして、結果として仕事をする上でのルールになるまで育ちました。
さいごに
今日は、自分の仕事をする上でのルールとして1つ書きました。
「リハビリする人間の中に、こんな思考もいるんだな」
と知って頂けたらと思います。
また待つ事については、育児の現場でも共通することではないかな…と感じました。
あくまでイメージですが、保育士さんもやはり子供成長を促す為のポイントがあると思いますし、
その為には多少待つ事も必要だと思ったからです。
もし、関係職種の方で状況を知る方からコメント頂けたら嬉しいです。
(勉強させていただきます)
今日の一日が、
皆さんにとって幸せなものでありますように。
また次回こちらでお会いできるのを楽しみにしています。
ありがとうございました。