おはようございます、あきです。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
今日は以前書いた“自分が仕事のルールとして考えているコト”
2つ目についてです。(私の場合は全部で3つあります。)
それは、【聴く】ことです。
目次
耳が二つで口が一つ理由
そもそも、この聴く事を教えたのは母親です。
昔から『なぜ、耳が2つあって、口が1つかを考えなさい』と言われて育ちました。
当時の母親の意見としては、
『一つ言葉を伝えたら、2つ以上は聞きなさい』と言うものでした。
この話、今改めて考えるとよくわかりますし、仕事を始めてこの職種で仕事を続けていくなら、必要な事だと自覚したのを覚えています。
不安の塊
仕事において私たちが担当する方は、先々の生活に対して色々な不安がある方々です。
身体の制限や治療による経済的不安、復職への不安等様々ですが
“どうしよう…”と思う漠然とした不安な気持ちは全て同じです。
その人と対面した時に、この【聴く】力が本当に重要です。
これらは、全て本人から聴かなければ解らないからです。
“相手にとって”正しいかどうか
話を聞いた際に、お互いの意見が乖離していたり齟齬が出る事は良くあります。
特に最近は、専門知識を知る環境ができている事も有り、
質問内容の中で『その内容、ご存じですか?』と驚く様な場面にも出くわします。
その方の持つ情報の正否は、余程治療上の問題になる様な内容でない限り静観します。
また、本人の考えについては、“そう考える根拠”がある訳で、
それを聞き出さない内に、治療者側が一方的に正論をぶつけるのは…
喧嘩になると思います(笑)
正論は言葉通り正しいですが、
“相手の人にとって”正しいかどうかは、話を聴かなければ解りません。
相手の話を聴く事が出来た上での提案であれば
押しつけがましくもなりませんし、正しい治療につなげるきっかけにもなります。
将に十人十色、どれを正しいと判断するかは本人次第です。
聴く効果
“聴く”コトの効果について考えてみました。
①不安の解消
話す事で、不安が軽減する事は知られていますが、
そもそも“人が気持ちよく話せる環境”を作る事は仕事の1つだと思ってます。
コミュニケーションあっての仕事です。
②信頼が得られ易い
聴く事は、見方を変えると相手を受け入れるコトを意味します。
相手との関係性を大切にすることで、先の治療や提案を円滑に進める事ができます。
③相手を多面的に評価ができる
これは、最初は『A』と言ったのに、医者の前では『B』と言う様な人に対しての話。
なぜ、相手によって意見を変えるのかの“Why?”を知るには、話を聴く事が必要です。
自分の経験としては、理解不足や見栄、説明時の言葉の問題等がありました。
これらの要因を知れた切っ掛けも全て、【聴く】事から得られたものです。
さいごに
今日は、仕事のルールとしている【聴く】事について書きました。
仕事が忙しくなると、相手の話をきく姿勢が雑になりがちです。
その時は、改めて話を聴く場を設定をする様にしています。
折角の貴重な機会は、潰さない方が得策だと思っているからです。
どんな状況でも、話を聴いてもらえる事は嬉しいし、それを雑に扱われるのは悲しいです。
自分が辛いと思うコトは、極力人にしないに限ります!
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今日の一日が、
皆さんにとって幸せなものでありますように。
また次回こちらでお会いできるのを楽しみにしています。
ありがとうございました。